誹謗中傷された時の対応の仕方あれこれ

論理的に物事の問題点を指摘し、その改善策を提案する「批判」とただ単に他者の発言や行動の揚げ足を取って攻撃的な口調で相手を責め立てる「誹謗中傷」は似て非なるものです。前者は聞く側にとって確かに耳に痛い意見になる事もありますが、言わば生産的なダメ出しになります。プロの評論家が行う辛口レビューのように、表現者やリーダーがついつい見落としがちな欠点を指摘してくれるため、聞く側の利益になり得るものです。対して誹謗中傷の方は文字通り単なる悪口であり、生産性はありません。更にまるで事実とは異なる、罵詈雑言を私念で広める人々が残念ながら社会には一定数、存在します。嫉妬心から有名人やネットで目立つ特定個人に対して、明らかな悪意を持って、事実ではないデマや噂を使って誹謗中傷する人々がいており、彼らの被害を受ける人々が近頃増えつつあります。

特定個人からの嫌がらせであればスルーするのが効果的です

ディベートの文化が欧米諸国のように浸透していない日本の国では、面と向かって他人から誹謗中傷される事は殆どありません。今現在、社会問題化しているのはネット上での誹謗中傷が大半です。匿名性が強く、どこの誰が書き込みをしたか特定し難いのがネットの性質であり、それを悪用して特定個人を誹謗中傷する人々が近年急増しています。かつては有名人のSNSや政治家のブログなどが標的にされていましたが、最近ではごく普通にSNSを利用している個人までも嫉妬心を燃やす悪いネットユーザーのターゲットにされています。縁もゆかりもない第三者から悪口や事実無根の指摘を受けた場合、特に身に覚えがなければ、あえてスルーした方が良いでしょう。そういった悪意の強い人々は相手が激怒したり、困惑する様子を楽しむ悪趣味な部分がありますので、意図的に無視をし、普段通りSNSの利用を続ける事が実は何よりの防衛策となります。

ネット炎上の被害に遭遇した場合は?

無反応を貫く事で、一方的に意味不明なメッセージや迷惑な返信を送り付けて来るユーザーは次第に時間経過と共に沈静化していきます。ただ、その方法が効果的なのはあくまで迷惑ユーザーが特定の個人の場合です。メディアが事実ではない報道をすると、その誤報を見たネットユーザーがクレームを付けるため、大量に個人のメールアドレスや通販サイトの連絡先などにメッセージを送ってくる事があります。自分に落ち度が無いにも関わらずマスコミのフィルターによって発言等が改変されると、ネット炎上の被害に誰でも遭遇します。大量に誹謗中傷が一挙に押し寄せてくる場合はスルーでの対処は不可能です。個人では対応出来ませんので、ネット炎上に遭遇した場合は必ずパソコンやネットのトラブルに強い法律家に相談し、対応に関するアドバイスをもらいましょう。もしデマを扇動しているユーザーのサイトがあるなら、毅然とした態度で民事に訴える等の対応も出来ますので、非常に悪質な誹謗中傷に対しては個人ではなく、法律家と協議した上で粛々と対策を進めるのがオススメです。